カワハギについてA

取締役社長 田井誠一

 
 尾道は、全国的の名称、カワハゲの事を「丸ハゲ」と言い、
「ウマズラハゲ」の事を「ハゲ」という。

水揚げされるのは、ほとんどウマズラハゲで、勿論活きているので
鮮度はいいけど、地方によっては鮮度の悪いものが多く、
腐敗や傷みが早く、悪臭を放ち易いので注意した方がよい魚だ。 


 皮を剥がなくてはいけないので少しめんどくさい魚でもある。
でもその皮は、戦中戦後の時、サンドペーパーの代用にもなっていた。
昔はまな板も木のまな板が多かったので、刺身を切る時は、皮で磨いたもんだ。

 また、目が実に魅力的で体からはみ出し、左右別々に動く、キョトンとして愛嬌のある魚でもある。

歯も凄く上下の筋肉が発達していて、フジツボなどの硬いものでも噛み砕いて食べる事ができるので、
注意する必要がある。
 また、おちょぼ口で釣り針に吊るされている餌を口に入れて吐き出し、また入れては吐き出して、餌ばかり取ったり
丈夫な歯で糸を切ってしまうので、釣り人には嫌われる魚だ。

でも一度はまってしまうと、忘れられないらしい。 
 
 色々エピソードの多い、面白い魚ではあるけど
鮮度の良い品を食べるようにしよう。

ではまた。


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